6月27日って
6月27日って
2011年6月26日日曜日
1950年6月27日、トルーマン大統領が北朝鮮に宣戦布告。
1968年6月27日、チェコスロバキアで二千語宣言が公表。
1994年6月27日、松本サリン事件。
さすがに、61年前の実体験はありませんが、プラハの春は若い心を揺さぶった出来事としていまも記憶に残ります。まるで絵に描いたような政治権力と言論の対峙。思えばこのあたりが思想の時代が終焉に向かう一つの分水嶺だったのかもしれません。そして、あのチャスラフスカの凛とした生き方は(後で分かるのですが)、時代を超えて感動的です。(歳が知れる!)
ところで、タイプライターや印刷機の所在が公安当局にすべて把握されていたというのは、冷戦下の東側だけの話でしたっけ。 まさに、ベンジャミン・フランクリンが体現した、自由と独立は印刷機から生まれるという世界の、逆説的な肯定と言えるかも。
それにしても半世紀ほど前は、情報の発信・複製・伝達のメインが紙への印字・印刷・回し読みであったわけで、かたや自由社会で紙の本の黄金期だったことがより鮮明に映し出されます。
いまや、ネットの書き込みが瞬時にどこかの国あるいはどこかの企業に全て把握されている、時代なのかもしれませんが、爆発的に増える情報量に対して、どのくらい「監視」能力が追いついていけるのか。あるいは、巨大資本・権力なら能力に合わせて情報量を操作できるのか。
もはや、ブラックボックスいやブラックホールのようになったネット空間の奥は、無数の人智を呑み込んで、そのあげくは単純なる貪欲の掌中にあるのかもしれません。
そして、、、
2011年6月27日、風響社のホームページがリニューアル。
いやまったくお恥ずかしい。何の脈絡もなく、何の事件でもありませんが、日付つながりで。