わが社は恒例のサマータイム

2011年7月7日木曜日

始めました。と言っても、社員犬タローをいたわって朝の散歩を早めただけですが、暑くならないうちにと思うと、社長は6時には目覚める必要があります。これだと、朝の家事・雑務などこなしても、7時半からの朝ドラを見ながら朝食を取ることができるので、いつもの8時版より30分ほど時計が戻る(進む?)ことになります。


早く始動すると、鳥の声も聞けてさわやかですし、余裕というか、なにか得した気分になるから不思議ですね。まさに三文の徳。(オヤジですが、三文徳をもぞもぞ言うとサマータイムに聞こえませんか?)


ただ同じ語でも、Summertimeと英語っぽく発音すると、ちょっとブルーな気分になるのは、ビリー・ホリデイの歌声やマイルス・デイヴィスのトランペットの音色が浮かんでくるせいでしょうか。あるいは、このガーシュインの名曲がかもしだす、現世の不条理やらそれへの怒りや諦めといった心持ちのせいなのでしょうか。


そういえば、もう一つサマータイムつながりで言うと、RCサクセション時代の忌野清志郎が歌ったサマータイム・ブルース、最近また脚光を浴びてるみたいですね。


暑い夏がそこまで来てる

みんなが海へくり出していく

人気のない所で泳いだら

原子力発電所が建っていた

さっぱりわかんねえ、何のため?

狭い日本のサマータイム・ブルース


熱い炎が先っちょまで出てる

東海地震もそこまで来てる

だけどもまだまだ増えていく

原子力発電所が建っていく

さっぱりわかんねえ、誰のため?

狭い日本のサマータイム・ブルース


寒い冬がそこまで来てる

あんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)

それでもテレビは言っている

「日本の原発は安全です」

さっぱりわかんねえ、根拠がねえ

これが最後のサマータイム・ブルース  (原曲:Eddie Cochran、詞:清志郎)


チェルノブイリを受けての1988年の制作とは言うけど、まさに今年のテーマソング、さすが清志郎じゃないですか。今こそもう一度歌ってほしかったですね。


私なども抜け毛が気になるあんたの一人ですが、そんな憂鬱も込めて……、いやいや、もとい、夏休みも遊べなさそうな日本の子ども達のために、Summertimeあたり、下手っぴいでも、せめて歌詞をかみしめながら口ずさんでみたいものです。


Youre goin to rise up singing

Then youll spread your wings

And youll take the sky

But till that morning

Theres a nothin can harm you

With daddy and mammy standin (lyrics: DuBose Heyward)


みんなの未来は心配ないよ、僕たち大人ががんばるからね、って胸を張りたいところですが。


うーん、厳しいかな〜。ふん張ろう、ニッポン(の大人たち)。

ノウゼンカズラ









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