梅にう、、雀!

2012年3月20日火曜日

年度末の仕事もいよいよ崖っぷち。うつむいてばかりの日々が続いてますが、陽光に誘われてふと空を仰ぐと、梅がちらほら、そうか今日は春分の日でした。枝にはウグイスならぬスズメのつがいが来ています。社員犬タローの朝ご飯のおこぼれをいつもあげているので、我々が散歩から帰ってくるのを待ち構えている、という図です。


ついこの間までは2羽だけだったのに、最近数が増えたのは、聞きつけた仲間か、あるいはつがいの子供か、いずれにしても、毎朝のように来てくれると可愛くなってきます。時折、メジロやムクドリ?も見かけますが、みんなカップルなのは微笑ましくもあり、なにやら人間界との違いを感じる光景でもありますね。


さて、祝日法第2条によると、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」意義があるとのこと。まあ、なんて遵法精神な風響社って、アピールしたくなるのも、ようやく寒さも終わるお彼岸の心持ちなのかもしれません。


闇の卓越する季節から、光が勢いを増していく(北半球の話ですが、いずれにせよ)、季節の転換点にあって、現世に生きる者へのいたわりと、異界に属した者への敬慕を表すには、ちょうどいい頃合い。


それは地球上のある限られた地域だけの話かもしれませんが、まあ、所詮、人間は土地によって生き方を組み立てるのですから、郷に入っては郷に従え、でいいですよね。


あの3.11から一年が経過しましたが、復興はもどかしく、足下の大地にはいまだ行き場を求めるエネルギーがうごめいており、安定的な制御状態にあるとは思えない原発の行方を、さらに不透明にしています。


でも、気分としては闇から光へ、少しでも希望をふくらませたくなるのも、陽光のなせるわざ。ゴールの見えない試合はくたびれますが、一歩ずつ前に、そしてたまには彼方を見やる、ことにいたしましょう。

Hand and Glove?









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